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漁業-Fishing

車輪イラスト 読み切りストーリー
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青水彩

今ほどの文明もない頃からの手紙を見つけた。 何年前の事から話せばいいのだろう。

知性に恵まれた人間は、時として残酷な結末も招いてきた。ある者は優れた技術を戦いの武器とした。

赤く染まる時も、流れる涙が川となる時も、海は全てを深海へ沈めていく。何も見えない海の底で過去の栄光は息をする。

当時の技術の最高水準と言われていた46センチ砲。

同世代の戦艦が積んでいた40センチ砲。その差は6センチ。その差が追従を許す事のない距離となる。その砲口は、どこか遠くの空を見つめているようだった。どこまでも広く壮大な空の中で、皆が進むべき唯一の道を示すように。

空を飛び回る心を鬼へと変えた者たちよ。そこにいる事は似つかわしくない。今、寸分の狂いもなく向けられた照準の先で、何も知る事もなく、墜落せよ。

叫ぶ声が飛び交う中で、不屈となる精神が荒ぶる心へと姿を変える。
沈黙を破り現れた悠々たる怪物。

「呉海軍工廠より就航、大日本帝国海軍所属、大和型戦艦」

搭載した主砲、46センチ砲3基9門。

46cm砲弾は初速で1秒間に780mを飛ぶ。
距離20kmに到達しても尚、秒速522m、
その勢いは30km地点に到達するも秒速475mを記録。
この弾道速度は音速の1.4倍となる。

40センチ砲の射程 33,74km
46センチ砲の射程 42,00km

大和(軍艦)wikipediaより

建造に携わった人達はたくさんいると思う。
当時の状況を想定してみても、どんな想いが辿り着いた結果なのかは、正確な所までは分かりえない。それは分かっていても、しばし物思いに更けてしまう。
その巨体は深海へ沈み、何も残す事なく語り継がれるだけ。

当時を取り巻く願いを考慮した、その時の姿には・・・

沈没する間際に見せたのは、雄々たる姿。
お前が、人々にどんな夢を与えたのか。
お前が、どれだけの人達の希望となったのか。

今に残る記録や勝敗など、どうでもいい事かもしれない。
跡形も残らないほど時は過ぎても、
「確かにそこにはあった。」と誰かが想う。

現場に居合わせた者の末裔たちは今、まだ繁栄の道を進む。
それが、すべての答え。

聞こえる合いの手は、皆で歌いし踊る祭り。
力となれば歴然として全ての壁を越え、全てを飲み込む。
時去りし、ここからでも、お前の心を貫く。
必然として生まれた魂は、
煙となり空高く駆け登り、遥か彼方からも無敵の遊軍が舞い降りる。

夜ノヤッターマン

話しが変わってごめんなさい。
でもね・・・
酔ってる場合じゃねぇ!と我に返るほど。
構成というジャンルでのレベルを知りたい。
リアルとの相対性を考えるとタイムマシンに乗れるレベル。

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