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徒然おばさんのひとり言

Episode.58 わくわくする楽しみ「どんどや」の再開

  私の住む地区で十年ぶりでドンドヤが再開されました。以前は小学校の校庭でPTA主催で毎年開催されていましたが、ある年近所からの燃えカス飛来の苦情と、校庭の地面に暗渠排水工事を施行したことの理由で中止になりました。古来からの風習は受け継がれていくべきですが、やはり人々の考え方の変化、都市化等諸般の事情により中止されても仕方のないことだったのでしょう。それが今回、住宅地から離れた川沿いの土地に市の汚水処理場と併設して多目的広場が作られることになり、そこが利用できることになりました。

 昔、田舎では刈り取りの済んだ田んぼのあちこちで集落ごとにドンドヤをしていました。前年に男の子が生まれた家から ドンドヤの芯となる大きな竹を出す決まりでした。稲わらはもちろん竹藪も沢山あったので、燃やす材料には困らなかったし、正月飾りにプラや針金など使ってなかったので、燃やして土に帰るものだけだったのです。書きぞめした半紙なども持ち寄り、それらが竹のはじける大きな音と共に天高く舞い上がっていくさまは、子供なりにワクワクしたものです。そして鏡餅や小餅を焼いて食べるのはそれ以上に楽しいことでした。チョコレートやクリームパンなどない時代、きなこや砂糖醬油味、納豆を包んだりして美味しいおやつでした。

 今や飽食の日々、賞味期限に振り回されて、まだ食べられるのに廃棄される食品ロスは年間600万トン(一人あたり50㎏)にもなるそうです。片や飢えに苦しむ人々も世界には8億2000万人もいるとか。こんな日本、私たちは一度立ち止まって考えるときかもしれません。

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