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Episode.01 バスで聞こえてきた言葉から

徒然おばさんのひとり言
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バスに乗っていました。

広い高架橋を渡りはじめました。後ろの座席から若いママと子供の声が聞こえてきました。

「もうすぐ電車が見えるよ・・・ほら線路がいっぱいでしょ。すごいね、たくさんあるね。」それはとても優しい声でした。子供は「あ~あ~」言っています。きっと二人して窓ガラスに顔をくっつけて、外を眺めているのでしょう。振り返らなくてもわかります。

杖をついた老婦人が乗ってきました。少し若い女性が席を譲ろうとしました。

「いえ、いいのよ。すぐ次で降りるから。」

でも彼女は次ではなく 二つ次で降りました。これもやさしさでしょうか。

車内は混雑していました。休日の午後、コミュニティバスは住宅街の細い路地を右へ左へ曲がりながら、停留所のたびに何人かのひとを降ろし、また何人かの新しいひとを乗せ、様々な人生のひとつ時間を共有していました。

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